書の旅in福島〜柳津町・三島町編 (13/59市町村)〜
【書で、人と笑顔をつなぐ旅in福島】
〜柳津町・三島町編 (13/59市町村)〜
今回は、8月31日〜9/3までの福島滞在。
最初に行ったのは、柳津町(やないづまち)。福島県名物”あかべこ”の発祥地です。
会津をはじめ、東北地方では「牛」のことを「ベコ」とよびます。
あかべこは”会津”としか知らず、
てっきり今まで会津若松市の民芸品だと思っていました。
柳津町の方ごめんなさい!しかと、覚えました!
そしてあかべこが有名となった由来は、
福満虚空藏菩薩圓藏寺(ふくまんこくぞうぼさつえんぞうじ)にあります。
今から約400年前に起きた大地震で圓藏寺が大被害を受け、
再建工事を行なっている際、大きな材木を運ぶのに人々は大変困り果てていたそう。
すると、どこからともなく赤い牛があらわれ、力仕事を助けてくれた結果、
今の圓藏寺が完成したと言われています。
このような説から「幸せを運ぶ牛」「幸運の牛」として多くの人に愛されるようになったそうです。
境内にはいくつか牛の石像があり、
圓藏寺の本堂、菊光堂の前に安置されている牛の石像は「開運撫牛」と呼ばれ、
この牛を撫でると福と知の無限の御利益があるとされます。
牛の体に、自分の体で治したい部分を撫でると治るという説もあり!
頭を撫でる私…。(かしこくなれますように…笑)
必死さよ。(笑)
圓藏寺の本堂、菊光堂は高台にあるので、柳津町の自然豊かな景色を一望できます。
田舎ならではの趣があり、思わず時の流れを忘れてしまうほどの眺めです。
記念撮影♪
圓藏寺の近くには、柳津町の名物品”あわまんじゅう”屋さんがいくつかお店を並べています。
私たちは”小池菓子舗”さんにお邪魔しました。
おまんじゅうを蒸してる湯気がまた、風流だなあ〜。
専務の方が親切に対応してくださって、
特別にあわまんじゅうの製造工程も見せていただけることに!
まあるい黄金色が特徴なあわまんじゅう。
ずっと見ているとお月様🌕に見えてくるのは私だけでしょうか。。
ふわっふわの、もっちもちで、食感も良く、
中に入っているこしあんが上品な甘さでホントに美味しい〜!
私の中で、おまんじゅう界ナンバー1の美味しさだと思っています。(笑)
小池菓子舗さん、ありがとうございました!
ちなみにあかべこ家族は、
町内の所々に4体いるそうなので、赤べこの探索なんかも楽しそうです♪
昔ながらの景観が残されていて、ほっとする町柳津町。
是非みなさんも会津に立ち寄った時は、柳津町に足を運んでみてください!
続いて向かったのは、おとなり三島町(みしままち)。
昼食は、三島町道の駅内にある定食屋さんで頂きました♪
三島町特産品である会津地鶏の親子丼と、
地元の方が育てた野菜の天ぷらがついた蕎麦を頂きました♪
そして三島町といえば…
第一只見川橋梁(だいいちただみがわきょうりょう)ビューポイントが有名です。
前日の雨で川の色が濁っていたので…
また日を改め、天気のいい時にシャッターチャレンジをします!
紅葉シーズンや冬の雪景色との相性は幻想的です。
インスタグラムやネットで是非検索してみてください!
プロのカメラマンさん達も沢山シャッターをきられている、知る人ぞ知る絶景名スポットです。
三島町は、雪国ならではの民具作りの知恵や、暮らしに根付く民俗行事が継承され、
「奥会津編み組細工」は国指定伝統的工芸品に選ばれているほど。
ヒロロ・マタタビ蔓・ヤマブドウ蔓など、
野山の材料と伝統技法をそのままにバッグ製品などが製作されています。
これらの工芸品は主に町の高齢者の農家さんを中心に、
農作業に従事しながらも冬場の手仕事として、自宅で一つ一つ製作されているそうです。
人口わずか1700人の小さな町で、
日本人の暮らしの中から消えてしまった文化を、現代にわたり大切に継承しつづけている三島町。
現代は最先端技術・効率性などが重視され、日々目まぐるしく機械化が進む一方で、
三島町は自然の中に人々が共存し、”昔から変わらない日本の美しさ”が町全体に残されていると感じました。
10月19日(土)20日(日)には、「編み細工芸品展」が三島町交流センターで行われるそうです。
人口わずか1700人の町に、この工芸品展には毎度、数万人が訪れる程のビックイベントだそうですよ!
もしタイミングが合えば、私も行こうかと思っています^^
自然豊かで人情味溢れる柳津町と三島町。
昔からの変わらない美しい景色を見に、みなさんも是非*・°・..。.:*・
つづく…
◆小池菓子舗さん公式HP
http://koike-manjyu.com/
◆三島町編み組細工
http://www.okuaizu-amikumi.jp/
書家 根本みき