書道家の仕事内容・収入源|30代フリーランス書家
こんにちは。書家の根本みきです。
今回のブログは、書道を仕事にしたい方であれば気になる項目の一つ、「書道家の仕事内容・収入源」について記事にしていきたいと思います。
私は2015年に起業をしてから今日までフリーランスとして活動し続けており、書道家一本に人生を賭けて生計を立てています。
書道家さんの中には事務所に所属しながら活動している方もいれば、会社勤めしながら活動されている方もいて仕事スタイルも様々ですが、今回は私の働き方である”フリーランス”に焦点を当てて書いていきます。もし同じような働き方を目指している人がいれば、少しでも参考になれれば幸いです。
主な仕事内容
教室運営、書作品制作販売、筆文字提供、書道パフォーマンス、出張講師、映像美術協力・監修、YouTubeの広告収入などがあります。
ただ、この中で毎月ほぼ決まった額で収入があるのは書道教室のみで、他は月によって売上に変動があります。
とはいえ売上面と収入面から見ても教室が一番大きな収入源にはなっていません。
これは書道家さんの仕事スタイルによって様々ですが、私は「書作品制作販売」と「筆文字提供」の割合が月の売上に大きく占めています。
なぜかといえば、シンプルに私が一番得意で、強みとして力を注いで活動しているからです!
一言で「書道家」とはいえ、書道家の中にも会社の部署のように仕事内容の畑が分かれているため、「自分は書道で何が得意か」を把握しておくのはお勧めです。
書道教室を開いて指導をするのが得意なのか、はたまた書道パフォーマンスなのか、デザイン系なのか…
私はこれまで書道に関するお仕事であれば一通り経験してきたので、その上で自分が得意とするもの、世の中に提供していきたいと思うものにより力を注いでいます。
また最近は企業映像の美術協力として、動画内で書道パフォーマンスをするお仕事も増えてきています。
あとは筆文字ロゴのデータ販売も起業当初より増加傾向です。
ネットがこれだけ生活の一部となった今、書道家の仕事内容も時代の変化と共に更新していくのだと感じています。
教室以外の問い合わせは、月平均5件ほど。(起業当初は月0〜1件もざらでした…!)
多い月で10件前後お問い合わせが来ることもあり、たとえ月によって1件だったとしても、結果的に多い月の分がまかなってくれるようなイメージです。
なので収入面はサラリーマンとは違い、月によってバラツキがあります。
20〜30代の平均月収を25万円とすると起業当初は全く届かず…(むしろ大赤字)でしたが、10年目の今では雇用形態の時より着実に自分の手で生み出せるようになりました。
フリーランスの場合、他の誰かが自分を売り出してくれる訳ではないので、自分で自分のプロデュースをしたり見つけてもらえるような努力は必要です。
なのでネットや外注、SNSなどを活用し試行錯誤を繰り返しながら日々できることを片っ端から行なっています。
YouTubeの広告収入も月によって差があるので、正直YouTubeはお小遣い程度に捉え、それよりも自分の宣伝活動の一環として活用しています。
正直、ユーチューバーを生業として活動し頻繁に動画を投稿しない限り、広告収入だけで食べていくのはと〜っても難しい分野です(苦笑)
ただYouTubeの活動も相まって、YouTubeからお仕事のお話(作品依頼、出演依頼など)をいただくことも徐々に増えているのも事実です!
このように、自分を見つけてもうえる機会や場所が多いことに越したことはないと思います。
ここまでで「フリーランスって不安定だし、なんか大変そう…」と思った方もいるかもしれません。
でも私は、大変だから楽しめるんだと思っています。毎月固定でお給料が貰えることが分かっていたら多分ここまで仕事に対して情熱を持てていないし、仕事が大好きにもなれていないはずです。
書道家を生業とするまで、仕事はお給料を貰うためだけのものと思っていましたが、今では自分の人生に潤いも活力も与えてくれるものだと実感しています。
それに今の時代、「サラリーマン=安定」という概念はすでに破綻している情勢なので、1日でも早く自分の手で仕事やお金を生み出せるようになるのは、今を生き抜く強さに繋がると言えます。
フリーランスのデメリットであろう「収入の不安」は、逆から見れば「努力できるエネルギー源」に変換されるので単純に悪い面ばかりではありません。
不安だから考える、不安だから行動する。そして不安があるからこそ、より彩り豊かな人生になっていくと思っています。
ふう。。やはり今日も暑苦しくなってしまいました…(笑)お仕事も書道も大好きなので、悪しからず。
最後までご覧いただきありがとうございました!またテーマを決めてブログの記事にしていくので、見に来てくださいね(^^)
書道家/書家 根本みき