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書の旅in福島〜双葉町・浪江町編 (57/59市町村)〜

書の旅in福島3月旅は前回の記事、大熊町・富岡町につづき、双葉町・浪江町を歩きます。

この4つの町を含む福島県双葉郡(海に面する地域)は、
東日本大震災により発生した震災・津波、そして福島原発事故により、
9年経った今も尚、目に見えない放射能により一部避難指示が解除されていない地域を含みます。

3月旅2日目の朝、双葉町へと向かいます。
双葉町といえば、双葉駅周辺の一部地域が2020年3月4日に避難指示解除が出されたばかりで、
早速、駅を拝見しに行ってきました。

町全体の4%ではありますが、これで葉町は9年ぶりに町へ立ち入ることが可能となりました!

そして3月14日には常磐線全線(富岡・夜ノ森・大野・双葉・浪江駅)が開通され、
これで、品川・上野―仙台駅間がつながり、3月14日に全線の運転が再開されました✨

 

 

そしてすでに双葉駅の西側(正面からみて後ろ)では、公営住宅や住宅団地等の生活拠点が整備されています。
また、商業施設や宿泊施設、交流の場を備えた複合施設も併設される予定で、
少しずつ、町の人々を迎え入れる準備が進められていました!

少しづつ、少しづつ、前へ前へと進んでいるのが伺えました。

私は整備や建設の仕事に関わっているわけではないので偉そうな事は言えませんが、
この地域で頑張っている方々を見て、心からの感謝の気持ちと同時に、
私も書を通し、何かしらの形で応援したい!とこの日から改めて強く考えるようになりました。

目に見えることはほんの一部。全部は表に出てこないし、把握しきれない。
その中でも自分自身が確認したこと、信じる範囲で動いていけたらと思います。

 

時刻はお昼時になり、浪江町へと向かいます。

町内を歩くと、少しずつ飲食店が再開されているのが伺えて、どのお店で昼食をとるか迷う程でした!
結局、2店程はしごをしました。(笑)

まずは、「まち・なみ・まるしぇ」内にある「浪江焼麺太国アンテナショップ」で、
浪江町のご当地B級グルメ品「なみえ焼きそば」を頂きます!

 

2013年のB級ご当地グルメ大会では見事、グランプリを受賞された焼きそばです✨

美味しそうでしょう!!

焼きそばってある程度味の予想ができるかと思うのですが、なみえ焼きそばは想像以上に美味しかった!

麺はうどんのような太麺で、ソースは濃くて甘じょっぱい。
シャキシャキのもやしと、モチモチの麺の歯ごたえも相性抜群で、味もしっかり染みてて美味しかったなあ〜!

ペロリでしたね。そしてお店がめちゃくちゃ混んでいたので、お昼時は少し待つかもしれません。

続いて「なみえ肉食堂」さんにも伺いました。
ラーメンから丼モノ、定食まで様々なメニューがあった中で、
私は生姜焼き定食を頼み、これまた濃厚な味付けが食欲をそそり美味しくペロリと頂きました!

 

震災発生時刻14:46の1時間前程となり、津波被害を大きく受けた請戸地区へと向かいます。

こちらも徐々に復興が進み、新しく生まれ変わる整備がされていました。

 

下の写真右奥には、福島原発の排気筒が伺えます。町からこんなに近いんだ。と実感。

 

浪江町は震災前、人口2万人以上の町でしたが、震災後は1000人程と約5%に止まっている現状です。
完全な町の復興には、長い年月をかけて向き合わなければなりません。

 

そして午後2時46分、町全体にサイレンが響き渡りました。

 

1分間の黙祷の際、当時の映像が頭の中でフラッシュバック。
亡くなられた方々の命、生かされている命。言葉では言い表せない命の尊さを噛み締めます。

浪江町営大平山霊園コミュニティ広場は高台にあり、そのすぐ下は津波到達地点。
荒涼とした景色は、町に大津波が押し寄せた現実を物語っていました。

 

その後も町を歩き、請戸小学校に行ってきました。
津波が校舎1階屋根まで押し寄せるも、幸いにも在校生は全員が助かったそう。

 

2日間の旅を終え一番印象に残ったのは、東日本大震災の被害は、「現在進行形」だということ。

旅を通し、初めて原発の被災地に足を踏み入れ、
今後の活動を含め、様々な事を考えさせられるきっかけとなりました。

今まで9年間、自分自身も様々な環境の変化があり、
ずっと被災地を思って行動するというのは難しく、できていなかったのが正直な話です。
また、今後、毎日被災地を思って行動できるかと言ったら、それは言い切れません。

ただ恐らく私が生きている内は、
一生向き合うであろう、故郷福島の出来事である事には間違いないと思います。

今は東京に拠点を移し活動していますが、
被災地から離れていてもできること、ひとつでも小さくても自分の手でできることを続けていこう。
そう思いました。

 

個人的な話ではありますが、3月旅は30代を迎え、初めての福島旅でした。

書家として起業し5年目、30代になった今、
何の為に上京し、今後どのように活動していくかを、
3月の旅を通しまた一つ答えを拾えた旅となりました。

 

 

2日間アテンドしてくださった、大熊町出身の渡辺さん。
渡辺さんとは8月の福島旅(いわき市)で初めてお会いしてから今月の旅まで、
必要な書類や情報などを提供して頂き、今回の旅が叶いました。
私一人では見て回るのも困難な箇所もありましたが、渡辺さんのおかげで貴重な経験を積ませていただきました。

渡辺さんが別れ際に仰った、「自分の故郷を見に来てくれて、本当に嬉しかった」という言葉、忘れません。
また、必ず行きます。

本当にありがとうございました。

 

そして来月4月の書の旅in福島は、なんと早いことにラスト月となります!
(振り返ればスタートした6月から一瞬でした…)

4月といえば、「桜🌸」ですね♪
すでに回っている市町村もありますが、塙町・福島市・喜多方市・郡山市・須賀川市を歩きます。

福島県はかなり多くの桜の名所があるんです〜!!!至る所に桜、桜、桜・・・🌸
もはや名所と言われていない所すら沢山咲いているので、
誰にも邪魔されない、自分だけの名所探しなんかもできたらいいな〜と思っています♪

寒い冬を越え、昨年の台風被害をも乗り越えながらも、
強く咲き誇る桜を目にいっぱい焼き付けてきたいと思います(^^)

ラスト、4月旅もお楽しみに!!

 

書家 根本みき