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書の旅in福島〜大熊町(1/2)編 (54/59市町村)〜

3月書の旅は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地かつ、
東京電力福島第一原子力発電所事故
により、
今もなお避難を余儀なくされる地域が残る大熊町、富岡町、双葉町、浪江町を歩きました。

まずは、大熊町の旅の記録です。大熊町は2回に分けてご紹介させてください。

大熊町は避難解除区域も広がりつつありますが、
未だ放射能による帰還困難区域が存在し、町の至る所にバリケードが設置されているのを目にしました。

 

未だ町が完全に復興を遂げていない中でも、
前向きに明るく元気に生活をされている方々との出会いを今回の記事ではご紹介します。

 

最初に向かったのは震災前にどじょう養殖をされていた鈴木さんのお宅に訪問し、お話を聞かせていただきました。

鈴木さんは震災以降どじょうの養殖はされておらず、現在はこれまで研究してきた事をまとめています。

どじょう養殖は鮎やヤマメの養殖よりも難しく、一定の条件が揃わないと育たないそう。
鈴木さんは特許を取得され、今後は自らが養殖をされるのではなく、技術を売る方にシフト転換していくと話されていました。

「今の時代、水産業だから水産のことばかり勉強しててもだめなんですよ。他の分野の知識も身につけ活かしていかないと埋もれてしまう。
行動する限り新しい発見と出会え、答えは無限にある。だから今は色々な事をやっていますよ。と話す鈴木さん。

震災が起き、何か一つを失ったからと言って決してマイナスに考えるのではなく、
色々な知識を身につけて、できることをやっていく。というような、探究心や挑戦の意を鈴木さんのお話から強く感じられました。

∞(無限)を、どじょうで表現しました!

 

私も様々な知識を身につけ、作品に活かしていこうと思います!鈴木さん、ありがとうございました。

 

時計はお昼を過ぎ、大熊食堂へ向かいます。
元々は東電の作業員さん達のみが利用する食堂でしたが、現在は一般開放されています。

広くて綺麗でオシャレ!まるで軽井沢・・・!!

 

私は、浜通りの地名をかけた、浜鷄(はまど〜り)ラーメンを頂きました!
柔らかい鶏チャーシューも鶏の出汁が効いたスープも、め〜ちゃくちゃ美味しかった!!

 

お腹を満たした後は、大熊町の雑貨屋さん「鈴木商店」さんへ向かいます。
親子お二人で営むお店で、お母さんは雑貨屋さんを、娘さんはネイリストとしてお仕事されています✨

突然の訪問にも関わらず笑顔で迎えてくださり、
温かいコーヒーを頂きながらたわいもない話で体の芯からポカポカになりました☺️

町の人は、おにぎりを持ってきてお店で食べたりすることもしばしばあるそうで、
大熊町の憩いの場になっているのが伺えました🌼

書にもすごく興味を持っていただき、嬉しかった!(><)✨

鈴木商店さん、癒しの時間をありがとうございました。

 

次回の記事では、帰還困難区域に入った際の記録をご紹介します。
通常は立ち入る事が難しいですが、大熊町出身の渡辺さんとのご縁があり特別に案内していただきました。

大熊町(2/2)・富岡町編につづく・・・

 

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書家 根本みき