書の旅in福島〜会津若松市編part.1 (19/59市町村)〜

【書で、人と笑顔をつなぐ旅in福島】
 〜会津若松市編part.1 (19/59市町村)〜
会津若松市は伝統文化も工芸品も数多く受け継がれているまち。
 なので、会津若松市は2つの記事に分けてご紹介します。
まず、国の伝統工芸に指定されている会津の伝統工芸品”会津漆器”を若くして伝統を温め続けている女性、
 こまつ漆工房の小松さんにお話を伺うことができました。
小松さんは、漆塗り専門の職人さんです。

伝統工芸品とされている”会津漆器”ですが、
 一昔前までは、日常で使われていた食器だったんだとか。
主に木材を使用したものを”会津漆器”と呼ぶそうです。
 木材を使用した会津漆器は少しお値段も高く、プレゼントなどに買われる方は多いですが、
 時代と共に、一般の方が普段使いするという文化は薄まりつつあるんだとか。
そこで、もっと身近な人に会津漆器に親しんでもらいたい思いから、
 小松さんは試行錯誤ながら、時代に沿ったものを作ろうと日々色々なことに挑戦しているそうです。

伝統は、代々誰かが温めていなければ消えてしまうもの。
 古きを温めつつ、新しい形ややり方で伝統を伝え続けている小松さん、応援してます!
こまつ漆工房さんのすぐ隣にあり、
 漆器や会津の民芸品を取り扱っている、”遠藤正商店”さんにもお邪魔しました。

会津塗でできたお重箱。
 

遠藤さんは、伝統技術と現代ならではの新しい感性とが融合した新ブランド「BITOWA」の事業にも携わっていて、
 現代の美意識や生活スタイルをデザインに反映させることで、「会津塗」の可能性を拡げています。
モノが溢れ、利便性や価格が重視される消費の時代に、
 良いモノを長く使うと言う価値観が薄れ、
 古き良きモノまで生活の中から消え去ろうとしている現実と向き合いながらも、
 伝統の力と地域、作り手の力を信じ、未来へのモノづくりを支えていらっしゃいます。


時代を超えて古くから職人さんたちによって温め続けられている、
 優雅さと鮮やかな彩りが特徴な”会津漆器”
会津に旅行に行かれた際は、ぜひ一度、見にいってみてください✨
そして会津若松市の温泉で有名なのが、”東山温泉”
泊まったお宿は”庄助の宿 瀧の湯”さん。
目の前に滝を見ることができる絶景露天風呂が、もう最高!

写真じゃ伝わらないので、実際に見てもらいたいです!
 郷土料理がメインの夕飯も、つきたてのお餅が出てくる朝のバイキングも美味しかった〜。
 本当におすすめのお宿なので、ぜひ!

なんとここの大女将さん、
 私も伝統文化の復活事業に携わらせていただいている、
 会津喜多方市の染め型紙、”会津型”を所有されているご家系の方なんだとか!
こちらです!

会津型を使用したエプロンを(株)ユニフォームネットさんと製作し、
 復活プロジェクトのタイトルも書かせていただいておりました!
なんという偶然っ!✨
 これは是非ともお話を伺ってみたい!と思ったのですが、
 大女将さんはその日ちょうどご出張で会うことが叶わず…
可愛らしい若女将さんが旅館にいらっしゃり、旅館やこの辺りのお話を伺うことができました!
 また、9月に巡る、喜多方市の情報などを親切に教えていただきました。
 ありがとうございます!また絶対、泊まりにきます♨️

会津若松市.2へつづく…
◆有限会社 遠藤正商店さん 公式HP
 https://www.ten-craft.com/
◆新たな会津塗ブランド 「BITOWA」
 http://bitowa-from-aizu.jp/
◆庄助の宿 瀧の湯さん 公式HP
 https://shousuke.com/
書家 根本みき
 
 
