書の旅 in 福島〜昭和村編 (15/59市町村)〜
【書で、人と笑顔をつなぐ旅in福島】
〜昭和村編 (15/59市町村)〜
金山町を後にし、続いて向かったのがお隣、昭和村。
県出身ながら、初めてやってきました。
道中、川を流れる水がまた綺麗すぎて、思わず足を止めてしまいます。
8万年前に形成され、
その姿を今に残す貴重な湿原、”矢ノ原湿原”に行ってみることに。
着物の柄にありそうな、綺麗な水面!
県自然環境保全地域に指定されていて、
水芭蕉など約280種もの植物が見られるそうです。
湿原の近くには、蕎麦の花が一面に咲いていました!
そこから車で10分程の場所にある、
”道の駅からむし織の里しょうわ”さんにお邪魔しました。
昭和村は、苧麻(ちょま)と呼ばれる「からむし」を栽培し、それを原料としからむし織を製造しています。
機械は使わず、全て人の手で作り上げており、
できあがった物は軽い上に肌触りが大変良く、夏の最上級織物と称されているそうです。
そこで実際に私も体験することにしました!からむし織で作るコースターです。
吸収性・通気性がよく、コースターにはもってこいの素材。
鶴の恩返しを想像させるような織り機。わくわく…
慣れるまでは頭を使いますが、
単純作業なので覚えてしまえばリズムよく織っていけます。
余計なことを考えず、目の前のことだけに集中して黙々とできるところがいい!
そうしてできあがったのが、こちら。
補正をしてくれるそうで、後日、郵送で送られてくるそう!楽しみが増えました。
このからむし織に魅力を感じ、わざわざ移住してくる人も多いみたいです。
昭和村道の駅長、舟木さんもそのうちの一人です。
そんな舟木さんに昭和村の魅力を聞くと、
「村のご飯がとにかく美味しい!移住を決意した理由も、ご飯が美味しいから!
あとは何もないところがいいかな、自分が必要とする情報だけ入ってくるからね。」と話されていました。
確かに村にはコンビニもスーパーもあまり見かけず、
畑や田んぼ、山、川の大自然に囲まれています。
便利なものは、あるとつい使ってしまうものも、
ないならないなりに知恵を働かせて解決をするから、
村の人たちと協力し合いながら、イキイキと暮らせそうな気がします。
舟木さん、色々とお話を聞かせていただき、ありがとうございました!!
そしてこちらで、東京個展会場である”千寿てまり工房”の皆さんと合流し、
続いて只見町を目指します。🚗💨
つづく…
◆道の駅からむし織の里しょうわ さん公式HP
道の駅からむしの織の里しょうわ
書家 根本みき