書の旅個展売上の一部を、大熊町の復興支援金として寄附してきました(2022/11/11)
2022年11月11日、福島県大熊町に伺い、9月に開催した個展の売上の一部を大熊町復興支援金として寄附してきました。
個展は、2019年〜2022年にかけて行った、”福島県全59市町村を巡る旅”の集大成として開催しました。
◆個展記事はこちら
また、今回の大熊町での活動記事が、福島民報で掲載されました。
“書の旅in福島”をはじめた大きなきっかけは、「福島の今を、自分の目で確認したい」の一心でした。
旅路では、美しい自然の景色に感動したり、温かい人とのご縁をいただいたり、美味しい食事をいただいたり…
心潤うシーンにも数多く出逢いましたが、特に印象に残った場所はやはり、2011年に起きた東日本大震災による影響で発生した、津波と原発事故で被害を受けた町の旅です。
正直、ただの旅行目的ではなかったですし、一番は被災地の今を確認したい気持ちが大きくて実行した旅でしたが、
予想を超えた衝撃を受け、「自分にできることはないか」と、考えさせられる旅となりました。
自分は福島出身ですが生まれた地域は白河市といって、海側からはかなり離れた場所にあり、震災による被害もそこまで大きくはありませんでした。
ただ、やはり福島県という同郷への想いが強く、被災地に足を運ぶことで、今の自分が何の不自由もなく過ごせていることがどれだけ幸せなことかを改めて痛感し、
確実に自分の人生においても大きな気づきを与えられた経験となりました。
その得られた気づきを今後の人生に役立て、活動し続けていきたいと思います。
書道家/書家 根本みき