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書で人と笑顔をつなぐ旅 in 福島 〜旅のきっかけ・個展詳細〜

福島から上京し、同時に書家として独立してから4年。

3年目に入るまではとにかく目先の生計を立てることに必死で全速力で走り、
地元福島や関東を始め、各地へ活動範囲を広げるようになったいま、
ふと立ち止まり、原点を振り返る瞬間がありました。

ー 何のために、誰のために、自分ができることで何を残していけるのか ー

こう考えた時、独立前に背中を押してくれた福島の人達、独立後のご縁からお世話になっている方々、
そして、家族の顔が浮かんできました。

人がいないと、今の自分はいない。
それなら、自分の為だけに仕事をするのではなく、人の為になる何かをしよう。と思うようになり、
自分にできることを探しました。

そしてたどり着いた答えが、“ 旅 ” です。

なぜなら直接、色んな人と出逢えるから。

自分の目で見て、自分の耳で聞き、
自分自身で感じ取ったことを書にし、人と笑顔をつなげられたら。

そう思いました。

人と人とのコミュニケーションが、ネットが中心となってきている今、
何が偽りで何が本当か、何が不要で何が必要なのか、
どんどん判断しにくい時代になってきていると感じています。

時代や技術が進歩しても変わらないもの、それはやはり、
“本当のことは、フィルターを外した目の前にしかない”ということだと思います。

だから、
部屋に篭って小さな四角い電子機器の中だけで人とコミュニケーションをとったり情報を得るのではなく、
外に出て、もっとずっと広い世界を自分の目で確かめて、リアルなものを書に写そうと考えました。

そしてまずは、
私の生まれ育った故郷である福島県を旅し、福島のいまを知ろうと思ったのが旅の始まりです。

福島県は2011年の東日本大震災後、数え切れない程の大きな変化が生じています。
復興は徐々に進められてきていますが、あの日の衝撃は、決して数年で消え去る規模ではありません。

私の力一つで、どうこう変わるものでもないと自覚しています。
「復興のため」と言うには力不足で、何となく言葉負けしてしまう自分がいると感じました。

でも、やらないとやるは違う。

正直言うと復興の為ではなく、自分の為が大きいかもしれません。
たとえ微力でも、自分がしたことでいつか一つでも福島の力に繋がってくれたら。
それが自分の旅への思いです。

できるだけ本当のこと、五感を頼りにして正直な心にこだわりたい。
人によっては私の行動も賛否両論あるかと思いますが、
光も影も受け入れて、そのままを作品に写そうと思っています。

そして旅のゴールには、福島と東京で旅の個展を開催することにしました。

せっかく1年間かけて全59市町村を見て回るので、県内外、より多く福島の今を知ってもらいたいです。
東京個展は、2020オリンピックに合わせての会期なので、外国の方にも知ってもらえるチャンスがあります。

私自身、福島出身ながら未知な世界がたくさんあります。
旅自体も初の試みです。
書家という肩書きよりも、ただの一人の人間です。

そんな私ですが、
等身大の自分が見た景色を、一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。

 

■□—————— 2020 書の旅個展 ——————□■

●福島
2020年7月4日〜7月10日
コミュニティカフェ・EMANON(白河市)
〒961-0905 福島県白河市本町9
URL:https://emanon.fukushima.jp/

●東京
2020年7月25日〜8月2日
東北カフェ&ダイニング
POSSO 千寿てまり工房(足立区北千住)
〒120-0025 東京都足立区千住東2-5-14
URL:https://senjutemari.com/

※日程が近づき次第、詳細をお知らせします

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🕊Twitter:https://twitter.com/nemotomiki

たくさんの方々との出逢いを、楽しみにしています*・°・..。.:*・

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