【書道作品のご依頼｜言葉｜新たな一歩】

新居の玄関に飾られる書のご依頼をいただきました。
お客様は福島県大熊町のご出身で、2011年に起きた福島第一原発事故後による被害で今も尚、避難生活をされている方です。
元々住まれていたご実家は、除染の為に取り壊しとなり、跡形もなく姿を消してしまいました。

お客様はまた数年後に故郷での暮らし再開を待ち望んでおり、ひと足先に新居を建てられ、
玄関に、「帰ってきたぞー！」という気持ちになれる書をご希望との事で、この言葉の書を書かせていただきました。
「一歩」をより大きく書くことで、力強い一歩、前向きで明るい一歩をイメージして書いた作品です。
玄関は特に、〝気〟が出入りする場所なので、この作品が少しでも、お客様に良い気をもたらすものとなってもらえれば嬉しいです。

書家　根本みき

書道作品｜言葉｜新たな一歩
303 × 242 mm
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